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海外子会社の黒字化と収益UPの極意

“本社マネジメント”によるムダの見える化と現地社員の育成

講師 清水 輝幸 株式会社レジリエンス 代表取締役
開催日 2014年9月5日(金) 時間 13:30~17:30
費用 41,000円(税込) 会場 マーケティング研究協会 セミナールーム
主催 株式会社マーケティング研究協会
国内市場が飽和するなか、多くの日本企業はその活路を海外に求めています。その意味において海外子会社マネジメントの巧拙は事業全体の成否のカギを握ると言っても過言ではありません。 安い労働力を求めての海外展開は最早過去のものになり、海外子会社自体が競合に打ち勝つ競争力を獲得できる企業のみが生き残れる時代になってきています。

しかしながら現実に目を向けると、子会社競争力の強化に苦労している企業が多く存在します。 子会社の月次損益がタイムリーに掴めない、キャッシュフローの予測精度が悪く正確な資金繰りができない、本社の掲げた戦略がスローガンで終わっている、現場改善の状況がベールに包まれて把握できない、等々、多くの経営者、海外事業開発担当者が共通の問題への対応に追われています。

本セミナーでは、キャッシュフローの透明性、現場改善進捗の透明性を徹底して改善し、現地社員にオーナーシップを持っていただくための「コンサルタントによる働きかけ」の方法を紹介します。本社の経営幹部や、海外事業部門が海外子会社の競争力強化のために活用できるポイントを実例と共に説明します。

◆事業再生のプロから、こんな課題の 対処法(ノウハウ)を学びます◆
 ・ 数字がタイムリーに見えない
 ・ 生産性が低い、効率が悪い
 ・ 赤字体質から脱却できない
 ・ 改善活動の進捗が見えてこない
 ・ 現地社員が計画通りに動いてくれない

1.利益貢献の少ない海外製造子会社の問題点は?

① 目に見える現象

 1. キャッシュフローも、改善活動進捗もタイムリーに正確に「見えない!」

 2. 不正行為を作る温床

 3. 日本人管理者と現地社員との間に存在する「みぞ」

② 根本原因

 1. 数字・事実・ロジックにもとづく戦略展開の弱さ

 2. 人を巻き込む工夫の不足

2.【ケーススタディーによる実践】 国内本社からでもできる!!海外製造子会社の立直しポイント

①前提情報の共有

 1. 当該会社の社長が認識する問題

 2. 当該子会社の現状(財務諸表、組織図、主要幹部とその関係)

② 目標設定の段階での課題と対策

 1. なぜ、目標が共有されないか?(論理的理由と人的理由)

 2. 【ケーススタディ】どう対応するか

  ◆戦略設定段階(論理的展開と周りを巻き込む工夫)

  ◆施策への展開段階(論理的展開と周りを巻き込む工夫)

  ◆在庫(完成品、仕掛品、材料)の評価について

 3. ノウハウのまとめ

③ 計画立案の段階での課題と対策

 1. なぜ、計画が共有されないか?

 2. 【ケーススタディー】

  ◆個別施策の計画段階

 3. ノウハウのまとめ

④ 実行・評価の段階での課題と対策

 1. なぜ、実行と評価が確実に展開されないか?

 2. 【ケーススタディー】

  ◆成果創出に向け「テコとなる施策」の徹底実行と管理

 3. ノウハウのまとめ

3.海外製造子会社をマネジメントするための不可欠要素

① 数字・事実・ロジックにもとづく戦略展開

 1. 世界共通尺度である、数字・事実・ロジックを使った戦略展開

 2. テコとなる施策の徹底展開

② 人を巻き込む工夫

 1. 現地従業員を考えさせるための仕掛け

 2. 「もうひと押し」が成否の分かれ目

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