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ストーリーで学ぶ戦略思考入門

仕事にすぐ活かせる10のフレームワーク

ストーリーで学ぶ戦略思考入門
ストーリーで学ぶ戦略思考入門
著者:グロービス経営大学院/荒木博行
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2013/9/21

Amazon商品の説明より

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』―仕事にすぐ活かせる10のフレームワーク

自分ならどうする? 身近なストーリーから基本を徹底的に理解して「戦略的な思考を仕事に活かす方法」。さまざまな立場の現場のマネジャーが直面する仕事の悩ましいシーンを取り上げながら、経営戦略論を駆使することによって、リアルな仕事の難問を解決する方法を指南!
3C、5つの力、バリューチェーン、差別化、集中戦略…基本のフレームワークは、こうすれば使える武器になる!MBAの人気講座の重要ポイントをミドルリーダーの行動を通じて理解。


目次

はじめに
第Ⅰ部戦略分析のための「フレームワーク」を理解する
基本の習得なくして応用なし
3Cで全体を大きく捉え、5つの力とバリューチェーンで業界や企業を具体的に考えていく
第1章仮説思考力を進化させる──3C分析
ストーリー家庭教師派遣会社の営業マネジャーの悩み
理論3C分析を実践で使うポイント
3C分析の原点は大前研一氏
3C分析は、買い手と提供者をマクロ・ミクロの視点で分析していく行為
市場分析:どう細分化するかの勝負
顧客分析:固有名詞で考える
業界分析:「5つの力」を丁寧に読み解く
競合・自社分析:視点を絞ってから考える
3C分析は進化させてこそ価値がある
データは「ある」ものではなく「自分で調べる」もの
初期仮説立案こそ、ミドルリーダーの役割
解説地に足のついたリアリティのある3C分析を行う
3C分析に取り組む姿勢は「最後の1枚」に表れる
第2章業界の構造を読み解く──5つの力分析
ストーリー部品メーカーの営業担当者の悩み
理論「5つの力」とは業界の儲かりやすさを分析するために開発されたツール
意味のない「5つの力」を量産しても時間の無駄
「5つの力」を考えるための5ステップ
 ステップ① 市場定義
 ステップ② 事実の記載
 ステップ③ 脅威レベルの解釈
 ステップ④ 業界構造把握
 ステップ⑤ 今後の戦略立案
代替品・新規参入の分析は入念に
解説「5つの力」の本質的な使い方を考える
「どの市場で自分は戦っているのか」から考え抜く
フレームワークによって「見えないことを見る」努力をする
第3章顧客にとっての「価値の流れ」を設計する──バリューチェーン分析
ストーリー健康食品メーカーの経理課長の悩み
理論バリューチェーン分析は企業内部の各機能の流れ・つながり方に着目した分析
バリューチェーンにはいくつかのレベル感がある
顧客価値を起点にステップを踏んで考える
 ステップ① 顧客価値の理解
 ステップ② 行動ベースの分解
 ステップ③ 支援活動の定義
 ステップ④ 比較対象を定義する
 ステップ⑤ 事実やデータを洗い出す
 ステップ⑥ 示唆を考える
「進むべき方向性」を描いていなければ、単なる「効率化」のための分析で終わってしまう
裏側に「流れるもの」を考察しないバリューチェーン分析は危険
解説バリューチェーン分析の落とし穴を避ける
バリューチェーンの全体像を考える
第Ⅱ部戦略の「パターン」を理解する
極めて普遍的なポーターの「3つの基本戦略」
「利益」=「価格」-「コスト」がすべて
第4章意味のある「差」をつくれるか?──差別化
ストーリー大手焼肉チェーンのエリアマネジャーの悩み
理論「差別化」という言葉が日常化しつつある時代の差別化
差別化を考えるための「外側」と「内側」という2つの側面
「売り文句」を絞り込む
顧客にとってそれは「重要」なことか?
それは競合と「差がある」か?
差別化のキモは「組織能力」にあり
組織能力は意図的に育てるもの
「外側」と「内側」との対話ですり合わせる
解説真の差別化戦略のために
差別化の「幻想」に陥らない
「外側」と「内側」の結節点であるミドルリーダーは機能しているか?
第5章規模の経済はどうすれば実現できるか?──コストリーダーシップ
ストーリー食品容器メーカーの資材調達担当課長の悩み
理論コストリーダーシップのアプローチ
【コラム】「範囲の経済」とは「シナジー」のこと
「わかったつもり?」の「規模の経済」
大きな固定費が必要な事業ほど、規模の経済が効きやすい
変動費部分にも規模の経済は効く
「規模の不経済」に要注意
 規模の不経済の要因①:生産キャパシティを超えた規模拡大をする場合
 規模の不経済の要因②:付加価値に対比して物流費がかかる場合
 規模の不経済の要因③:生産量にばらつきがある場合
 規模の不経済の要因④:個別案件ばかりで共通部分が低い場合
 規模の不経済の要因⑤:マネジメントの非効率化が発生する場合
規模の経済を実現するための4つのステップ
「言葉」ではなく「メカニズム」を理解する
第6章どうすれば顧客を絞り込めるか?──集中戦略
ストーリー中堅フィットネスクラブのマーケティングマネジャーの悩み
理論「ナンバー1」ではなく「オンリー1」を目指すことが集中戦略の本質
局所的市場における限定的なニーズに対応する
顧客にニーズを聞いても意味はない
「狭い」からこそ、市場の広がりが見える
「強み」と「ビジョン」に整合していることは大前提
変化をあらかじめ織り込んでおく
それを大好きな人が、機動的に身軽に動ける組織であるか?
解説絞った顧客の「用事の広がり」を見出す
第Ⅲ部戦略キーワードを理解する
第7章顧客の高い要求にどこまで対応すべきか?──イノベーションのジレンマ
ストーリー法人向け英会話スクールの営業担当者の悩み
理論優良企業だからこそ失敗する構造とは
ジレンマに陥らないための視点①:「顧客」の過剰満足を追求していないか?
ジレンマに陥らないための視点②:「代替品」を「脅威として対応」していないか?
ジレンマに陥らないための視点③:仮説思考で考えているか?
解説過剰満足の罠を回避するために
現場の頑張りがかえって傷を広げる
第8章成熟期からは衰退期に行くしかないのか?──プロダクトライフサイクル(PLC)
ストーリー大手旅行代理店のマーケティング担当者の悩み
理論製品・サービスの栄枯盛衰の4ステージ
ステージごとに採るべき戦略の定石がある
PLCのステージは「市場の広がり」をどう定義するのか次第
意外に「感覚的」な市場規模
ライフサイクルの「曲線」を予想するための「5つの力」分析
成熟期に欠けがちな戦略議論の機会
成熟期の大きな壁は、ミドルリーダーの「具体化能力」の衰えにある
解説戦うべき市場の認識を組織内で揃えることから始める
ミドルリーダーが思考停止せず具体的に考える
第9章リソースをどう配分すべきか?──プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
ストーリー商社人事担当者の悩み
理論PPMは、複雑な企業経営の全体像を一目で感覚的に理解するためのツール
PPMはキャッシュ(資金需要×資金獲得)の概念から成り立っている
どのハコに分布されているかによって、取るべき戦略が決まる
 ①スター:相対シェア高×市場成長率高
 ②金のなる木:相対シェア高×市場成長率低
 ③問題児:相対シェア低×市場成長率高
 ④負け犬:相対シェア低×市場成長率低
PPMの限界を理解する
 ①プロダクトライフサイクルに起因する限界
 ②経験曲線に起因する限界
 ③分析単位に起因する限界
 ④着目点がキャッシュに限定されていることに起因する限界
実務においては、「見えないこと」を理解したうえで活用する
解説課題を浮きぼりにするための2軸をじっくり選ぶことが重要
マトリクスを活用して経営の全体像をシンプルに表現してみる
第10章戦略立案のスピードをどう高めるか?──PDCA
ストーリー大手損害保険会社現地法人部長の悩み
理論PDCAサイクルの経営レベルでの考え方
戦略立案のアプローチには、意図的戦略と創発的戦略の2種類がある
環境変化度合いに応じて、あるべきPDCAのスタイルも変わる
“ある程度検討したら、素早く始めて、さっさと失敗する”
創発的戦略のPDCAは、「仮説」と「発見」を取り込んだもの
解説これからのミドルリーダーは、「走りながら考える」行動様式を身につけよう
 
おわりに

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