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P&G

一流の経営者を生み続ける理由

P&G
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著者:リック・トックウィグニー/アンディ・ブッチャー
出版社:祥伝社
出版日:2012/12/5

Amazon商品の説明より

『P&G』 一流の経営者を生み続ける理由

ウォルマート、マクドナルド、マイクロソフト、GM、ディズニー、AOL……
P&GのOBは、なぜ他社でもトップになれるのか?

「本書には、あなたの人生をまったく違うものにする贈り物が詰まっています」――和田浩子(日本人初の米P&G社ヴァイスプレジデント)

「フォーチュン500」に脈々と息づく、「P&GのDNA」を初公開!
●徹底的に消費者本位
●常に最良を目指す
●業界の常識に挑戦する
●長い目で見て正しいことを行なう
●リーダーシップの3つの側面
●社員こそが、最も価値ある資産
●人は失敗から学ぶ
●誰かに責任転嫁をしてはいけない
●大企業の強みは弱みにもなる
●困難から逃げるな。それに向かって走れ
●市場の余白を探す
●初任給の金額は気にするな……

「社員の能力」世界一の秘密!


目次

監修にあたって――会社を去るとき、他の場所にもっていける「自分の経験」がどれだけありますか?
 Office WaDa代表・元P&Gヴィスプレジデント・P&Gリタイヤード・オフィサー 和田浩子
まえがき――企業と私生活の価値を高めるコア・バリュー
 A.G.ラフリー
謝辞 P&Gアラムナイ・ネットワーク
序文 アラムナイ・ネットワーク会長 エドワード・C・タジア
Part1業界No1を維持し続けるリーダーシップ
Chapter1コア・バリューは企業の戦略になる
コア・バリューとは「企業の拠り所となる信条」/P&Gが植え付けたコア・バリューで、人生が一変した人たち
Chapter2常に消費者にとって正しいことをする
ブラッド・ムーア(ホールマーク・ホール・オブ・フェイム・プロダクションズ社長)
「あなたはなぜ、P&Gで働くのが好きなんですか?」/ライバル会社のマイナス面よりも、自社のプラス面を宣伝する/重要なのは、最終的に相手の心を動かすこと/「長期的に見て適切かどうか」で決断する
Chapter3自分の仕事を「正しいこと」でやり遂げる
ジェーン・フーバー
良い企業の良い評判は、よい政府に貢献する/OGSM(目的、目標、戦略、数値目標)を意識する/プリングルズの容器に印刷した意外なものとは?/夢見ていた相手、ロバート・レッドフォードと会えた日
Chapter4品質にこだわり、行動に誠意を
ポール・シャロン(キャンベル・スープ会長)
P&Gで叩き込まれた5つの価値観/新しい分野に移っても、やるべきことははっきりしていた/初任給の金額はきにするな
Chapter5「業界No1」の3つの側面
ジョン・スメール(ゼネラル・モーターズ元会長)
社員こそが、最も価値ある資産/アメリカ軍を襲った"勝利という病"/首位の座は、ある日突然失うわけではない/首位の座は、得ることよりも維持することのほうが難しい/過ちはゆっくりと進行するので、そのことに気づかない
Part2コア・バリューを生かして能力を全開にする
Chapter6人は失敗から学ぶ
エド・リゴー(イノーヴァ社長)
P&Gのトレーニングから生まれた新会社の理念/とても有益だったメンターの指導/数週間かけて、部下全員と一対一で話をする/成功をもたらす行動原理ができあがるのは、低迷しているとき
Chapter7現状を維持しながら、変化を先取りする「勝利の方法」
ジル・ベロー(ペプシコ・ベバレッジ・アメリカ副社長)
どこよりも優秀なマーケティングの基本原則を学んだ/ブランド管理に必要な、アートとサイエンス/変化を先取りすることで、売上を3倍にした方法
Chapter8オーナー意識を持つ
ジェーン・トンプソン(ウォルマート)
ビジネスの考え方を方向づけた、P&Gの最初の数年間/新入社員の提案にも、きちんと耳を傾ける/確実により遠くに行くために、時にはよりゆっくり行く
Part3コア・バリューとチームワーク
Chapter9自分のチームの弱点と強みを知る
デイヴ・ブランドン(ドミノピザCEO)
履歴書や家計ではなく、才能を採用する/正しいことを正しい方法で行う/転身を考えているリーダーへの実践的アドバイス「ここでは新参者でして」/自社の組織の中から、チャンスを求めている人材を見つけ出す/職場で起きたことを人に話したくなるような社風を目指す
Chapter10その国に合わない企業文化を、いかに浸透させるか
ブラッド・キャスパー(ダイアル・コーポレーション社長兼CEO)
「文化のカメレオン」になろうとした男/アジアに対応できたのは、P&Gの「コア・バリュー」を持ち続けたから/背が高いから見ることができた「頭頂部の信じられない光景」/西欧ではマイナスの価値観が、東洋では尊重されることも/P&Gのリーダーたちは優れた雄弁家だった
Chapter11誰かに責任転嫁をしてはいけない
ケイ・S.ネイピア(マクドナルド)
P&Gで最も成功した製品/異なるブランドの便益をひとつにまとめる戦略/実際に仕事をしながら学ぶ/必要な二、三のことに絞り、集中すれば、ほとんどのことはやり遂げられる/優良企業の共通点は、相違点よりも多い
Chapter12人材教育に力を入れる
シェリル・バチェルダー(ポパイズ・ルイジアナ・キッチン社長)
「メモの書き方」を徹底的に教育された/「この会社のために働くのは素晴らしい」という気持ちを持続させる/創業以来の驚くべき瞬間―会社の体質が変わった/「その経験者を見つけ、耳を傾けよ」
Chapter13上司に安易に頼らない
フェルナンド・アギーレ(チキータ・ブランズ・インターナショナル会長兼CEO)
「いい計画だ―しかし、三年でなく一年でやってほしい」/成功を求める人へのアドバイス―「海外へ赴任する機会を!」/入社初日から叩き込まれるコア・バリュー/自分がやっていることに情熱を持たねばならない
Part4コア・バリューはビジョンを推進する
Chapter14大企業の強みは弱みにもなる
スティーブ・ケース(AOL創業者)
起業する前に、まずP&Gで学ぶ/素晴らしい会社だが、動きは遅い/AOLの試供品配布作戦は、P&Gの真似/さまざまな事業の根幹に流れるP&Gでの教え
Chapter15困難から逃げるな。それに向かって走れ
ジェームズ・マックナーニ(ボーイング社CEO)
「難題から逃げるのではなく、自分から向かっていく」/「正しいことを行う」という確固たる意志/優れたメモには、みんあをひとつにまとめる効果がある/会社のために正しいことを行うという目標を、全員が目指している
Chapter16業界の常識に挑戦する
ディーン・バトラー(レンズクラフターズ創業者)
現状にチャレンジするP&Gの価値観を、新しい会社で生かす/消費者の利便性に徹底的にこだわって、事業計画を考える/明確なビジョンがなくては、進むべき方向はわかならい/消費者のためになるのなら、上司の判断は不要/従業員に権限を与えることで、企業が成長する
Chapter17消費者から本気で学ぶ
ジョン・ペパー(ウォルト・ディズニー社会長)
「誠実」は、一流企業の基本的特性/「社員さえいれば、一〇年ですべて元どおりに再建できる」/素晴らしいことを達成しなければならないという企業文化/今求められている、リーダーの資質とは?
Part5正しいことを行なう
Chapter18長い目で見て正しいことを行なう
ロバート・ウェリング(ジェームズ・B・ハント・ジュニア・インスティテュート所長)
「あの番組にコマーシャルを出すな」と命じた理由/会社に莫大な損害を与えた「素晴らしい決断」/明確なコア・バリューがあれば、リーダーのスタイルは違っていてよい/正しいことを行うためには、リスクもいとわない/「多様性」のあるチームがよい発想を生む
Chapter19決して妥協しない
サミー・シェリフ
価値観と利益、優先するのは価値観/韓国企業との契約を、なぜ直前になって中止したのか/優れた価値観を、手本を見て学ぶ
Chapter20徹底的に消費者本位
ボブ・ハーボルド(マイクロソフトCOO)
「総意」は災いのタネである/ライバルより素晴らしいアイデアを思いつけばよい/ビジネスモデルの変更をためらってはいけない/ビル・ゲイツの想像を超えていたキャンペーン予算/マイクロソフトの勇気ある決断
Part6人生を変える
Chapter21社内外でよい人間関係を築く
モハン・C・モハン
会社の目的と利益を、個人の目的と利益に結びつける/決定の六割に成果があれば、成功する/コア・バリューを重視する企業が過小評価されるという危険性
Chapter22市場の空白を探す
ハリー・レーボヴィッツ
「自分の分野でナンバーワンになりなさい」/「焦点を絞れ」―すべての人に気に入られるのは不可能/知恵と知識は別物だが、同時に働かせてこそ成功する
Chapter23最も重要なのは「人」
キャロル・ブラック(ウォルト・ディズニー社)
P&Gはどこよりも綿密に、消費者について調査する/女性は市場において、多大な影響力を持っている/たった一人の人間でも、世の中を変える強力なことができる/「権力の座にあるなら、その力を善行のために使うこと」
Chapter24常に最良を目指す
ダイアン・アリアン(ギブライト財団設立者)
「私が何もしなければ、誰がするの?」/P&Gでは、たえず「最良」を目指さなければならない/行動原則があれば、人々はそれを尊重する/誰でも世の中を変える手助けができる
 
あとがき――コア・バリューを持つことで、成功への道筋が明確になる
 元P&G最高経営責任者 エド・アーツ

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