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なぜその商品は好まれるのか?

認知科学で解明する消費者行動セミナー

講師 渡邊 克巳 東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
開催日 2014年3月4日(火) 時間 13:30~17:30
費用 39,900円 会場 マーケティング研究協会セミナールーム
主催 株式会社マーケティング研究協会
人間は外界からの入力を処理し、意思決定を行い、運動の発現にいたるまでの複雑な情報処理過程を驚くほどの速さで行っています。
しかし、外界の情報は膨大かつ曖昧であり、脳の計算能力も世界を正確に表現するには絶対的に不足しています。にもかかわらず私たちがそれなりに安定した日常生活を過ごせるのは、人間の認知・行動のほとんどの部分が無意識下で行われているからです。

このセミナーでは、認知行動の意識的・無意識的過程を科学的に解明しようとする認知科学という分野をわかりやすく紹介します。

前半ではさまざまな例を紹介しながら説明し、認知科学についての全体像を半日程度で理解できるようにします。後半では、認知科学の最近の研究の中から、無意識的な同調行動、欲望の心理学・神経科学、好みと選好過程というテーマを選んでお話します。
これらはユーザーの行動、商品の開発、顧客の購買行動等などの理解に役立つと共に、新しい研究開発・ビジネスモデルなどへのヒントになることでしょう。

◆ このセミナーで得られる知見 ◆
・ 認知科学・認知心理学・脳科学の基礎知識
・ 人間の感性・選好のメカニズム
・ 現場に科学的知見を適用する時のノウハウ

1.マーケターのための認知科学の基礎

1. 人間にはできること・できないこと・得意なことがある

2. 知覚は物理世界の写像ではない:視覚の脳科学の基礎

3. 知覚情報処理にはボトムアップとトップダウン過程がある

4.知覚と行動は必ずしも結びつかない

2.魅力・報酬の科学的研究

1.欲望・報酬の心理学・脳科学を知ろう

2. 単純な行動にも欲望が反映される

3. 「好き」と「欲しい」は違うものを指すことがある

4.好みは親近性と新奇性の組み合わせ:広告効果を題材として

3.基礎的な研究を実際の問題に結びつける

1. 好感度の測定の難しさとそれを避ける方法論:消費者行動を科学にするには

2. 好みはどの程度測定できるか

3. 企業における商品開発を調査するときの落とし穴は複数ある

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