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ビジネスモデルイノベーション

知を価値に転換する賢慮の戦略論

ビジネスモデルイノベーション
ビジネスモデルイノベーション
著者:野中 郁次郎/徳岡 晃一郎
出版社:東洋経済新報社
出版日:2012/08

Amazon商品の説明より

『ビジネスモデルイノベーション』―知を価値に転換する賢慮の戦略論

ビジネスモデルの理論から具体的手法まで各分野の第一人者が企業やNPOなどの先進事例を交えながら多角的に紹介した、変革のための一冊。日産自動車のカルロス・ゴーンCEOへのインタビューを収録。


目次

まえがき
序章賢慮の戦略論への転換(野中郁次郎)
1欧米流に流されてきた日本の経営
2「賢慮の戦略論」への転換
3柔軟性と硬直性の狭間
4人生を賭けるビジネスモデル・イノベーション
5モノづくりを包み込むコトづくりの知の構築
第1章事業創生モデルの提言―知を価値に変える(野中郁次郎・徳岡晃一郎)
1ビジネスモデル・イノベーションの源泉
2BMIのアプローチ
迫られる知的姿勢の転換/実践知プロセス/実践知プロセスを推進する知の綜合化
3事業創生モデルの提言
知を価値に転換する/事業創生モデルのフレームワーク/ムーンショット
4事業創生モデルを起動させる三つのカギ
価値命題の刷新/関係性の刷新/実践知プロセスの高速回転
5事業創生モデルのリーダーシップ
第2章ビジネスモデル・イノベーション競争―ビジネスモデルの多様な展開事例(根来龍之・浜屋敏)
1ビジネスモデル・イノベーションとは
ビジネスモデルとは/なぜBMIが必要なのか
2ビジネスモデルの構成要素とアップルの事例
ビジネスモデルの構成要素/ビジネスモデルの核心は価値命題/顧客セグメントとチャネル、顧客関係/カギとなる資源、活動、パートナー/収入源とコスト構造からなる利益方程式
3ビジネスモデルの新しい潮流
アンバンドリング/ロングテール/フリーミアム/アウトサイドイン/ユーティリティ(便益利用)/シェア/P2Pレンディング/マルチサイド・プラットフォーム/八つのパターンのまとめ
4コトづくりによる価値命題の革新
コトを中心とした新しい価値命題の創造/ボーかロイド―顧客との協働によるコトづくり/電気自動車―多様なステークホルダーを巻き込んだ「コト」づくり/ソーシャルリーディング―新しい「読書体験」の提供
5新たな価値命題を作り上げるための視点
顧客になりきって価値命題を考える/モノにデザインで付加をつける/「社会的価値」を多くの関係者とともに共創する
第3章日産のグローバル・ビジネスモデル・イノベーション―対談◎カルロス・ゴーン×野中郁次郎
1現実を転換したいという燃えるたぎる思いこそが原動力
2共通善のための行いは、必ずリターンを生む
3クロスファンクションとクロスカルチャーが機動性のカギ
第4章政府レベルのビジネスモデル・イノベーション―知識創造型国家化をめざすシンガポール政府の挑戦(大屋智浩)
1ビジネスをプロデュースする政府
2知識創造型経済転換への政策―バイオメディカル・サイエンス分野をケースに
座して待たず。先手を取る政治のイニシアチブ/科学技術計画(二〇〇一~〇五年)/政策実施官庁と施設/政策を実現するまでは、諦めず、何でもやる
3フレキシブルで迅速な政策立案、履行を実現する行政の仕組み
柔軟な予算編成/スムーズで有効な政策立案と運用/優秀な官僚を育てる、集める/政府内で醸成されているカルチャー/政治の安定、信頼される政府/国民に対するメッセージ
4国家がBMIをリードする
第5章社会インフラ事業モデルの構造と戦略展開―ナレッジエンジニアリングの視点
1社会インフラの変化
2事業環境
社会インフラ構築共創/単独型から統合・官民一体型へ
3新たな社会インフラ事業モデルとその構造
4事業の競争優位基盤の構築プロセス
社会インフラ事業の構築プロセス/社会インフラ事業モデルの競争
5戦略推進と展開
社会構想力の総合的視点/インテグレーションへ向けて/国家・地域との連携の推進/知の横断的再構成と創出を担う社会インフラ事業モデル
第6章ビジネスモデルとデザイン思考―ビジネスモデル・イノベーションの実践知(紺野登)
1ビジネスモデルの根幹にあるデザインの知
二一世紀のビジネスモデル/ビジネスモデルはデザインアプローチでしか生まれない
2「関係性」をデザインする
三層構造の知識ベース・ビジネスモデル/デザインアプローチについて/ビジネスモデルのためのパタンランゲージ
3概念から現実へ
ビジネスモデルのデザインは実践を含む/ビジネスモデル・ワークショップ/ビジネスモデルの評価から実践へ
第7章ビジネスモデル・イノベーションを阻む「しがらみ」からの脱却―ハードルを超える実践アプローチ(木村雄治)
1失敗の研究
2「しがらみ」とは?
3なぜ「しがらみ」にとらわれてしまうのか
4「しがらみ」から自由であるために
5経営自立度を測る一一項目
6JALは、いかに「しがらみ」に敗れたか
7駅探―「しがらみ」を打破し、BMIを推進
価値命題の再定義/関係性の再構築/実践知プロセスの高速回転
8BMI推進に向けた日本型PEファンドの役割
第8章事業創生モデルを推進するイノベータ―シップ―知を価値に変える新たなリーダーシップ(徳岡晃一郎)
1実践知とワイズリーダー
2ソートリーダーシップ・コミュニケーション―未来の社会を描いてみる
3ビジネスモデル・イノベータ―の条件―イノベーターシップ
高い志とビジネス嗅覚/アグレッシブな吸引力と自己変革力/グローバルな情報網とコミュニケーション力/現実を変える熱い思いとやり抜く組織的実行力/富士通総研の実践知研究センター
4MBB―思いのマネジメント
成果主義を超える人事のイノベーション/セルフコーチング/チームコーチングとSDS
5MBBの人材育成
個別人事の究極としての知的徒弟制/MBAに替わるMPW/イノベータ―シップを育てる富士通の取組み
終章賢慮のビジネスモデル・イノベーションへ向けて―統合型事業創生モデル(野中郁次郎・徳岡晃一郎)
1日本を変え、世界を変えるとき
2統合型事業創生モデル
3インフラ視点での事業創生モデル
5ソーシャルビジネスの視点
6統合型事業創生モデルへの挑戦―知識統括会社
7オーバーコンプライアンスを飲み込め
8統合型事業創生モデルを起動させるイノベータ―シップ
 
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