|  | まえがき | 
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| 第1章 | MBB――「思い」のマネジメントとは何か | 
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|  | 知識創造の鍵となるMBB | 
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|  | 仕事に「思い」を持つと人生が変わる/ある幹部の嘆き/仕事に疲弊感をもたらしたもの/「左脳のマネジメント」の限界/創造的対話をベースとするMBB/縦軸と横軸のバランスの回復 | 
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|  | 日本企業の宝が現場から消失する前に | 
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|  | 考えない職場/従来型の管理手法が液状化を促進 | 
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|  | フロネティック・リーダーシップを発揮する | 
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| 第2章 | MBBが個人にもたらす価値――仕事の喜び、自己実現 | 
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|  | イノベーションの根幹にある「思い」 | 
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|  | 数値優先の中で失われる個人の主体性/最初にすべきは「個」を取り戻す作業―Remember who you are./論理分析的思考からイノベーションは生まれない | 
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|  | 高質な「思い」を持つ集団 | 
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|  | 「思い」の質が問題/高い志を持つメリット | 
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| 実践知① | 「美しいものは人を幸せにする」 | 
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|  | ――職人型デザイナーの「思い」の源泉 | 
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|  | 和田智 SWdesignTOKYO代表/アウディ・デザインパートナー(前アウディデザイン・シニアデザイナー兼クリエイティブマネージャー) | 
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|  | 学生時代に見た真っ赤な「クワトロ」/日産自動車、そしてRCAへ/日本の企業に対する二つの違和感/情報があふれるところからは創造は生まれない/環境とデザインの分かち難い関係/歴史が途切れると美意識が伝わらない/役割分担で職人型デザイナーを活かす/デザイナーの思いを最後まで残すしくみ | 
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| 実践知② | 「いい仕事をしたいという思いをぶつけ合う」 | 
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|  | ――やらされ感のない仕事が成長の源泉 | 
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|  | 西村規子 サイバーエージェント コーポレートIT室 シニアマネジャー | 
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|  | ITバブル崩壊直後にサイバーエージェントに入社/ビジョンを伝える経営陣に共感/会社の成長が仕事の喜びをもたらす/「思い」を伝えること/仕事とプライベートが融合する | 
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| 実践知③ | 「ビジョンを本当に実現しよう」 | 
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|  | ――現場で肌で感じた問題意識を真剣に追及し続けることの大切さ | 
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|  | 宮田昌紀 ユナイテッド・シネマ社長 | 
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|  | 内橋洋美 ユナイテッド・シネマ 人材開発担当マネジャー | 
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|  | リストラではなく長期戦/作品頼みからの脱却を目指して/トップの「思い」とシンクロした教育プロジェクトのスタート/ついに黒字化を達成/他者との関係性の中で育まれる「思い」 | 
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|  | 未来を切り開く思考法 | 
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|  | 前向きの方向性を持つ主観の大切さ/仮説やシナリオで未来を切り開く/問題意識のリストを作成する | 
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| 第3章 | MBBが経営にもたらす価値――高い志、知の創造と共有 | 
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|  | 「思い」をベースに目標を高質化するMBB経営 | 
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|  | MBOの目標に「思いの裏打ち」をつけるMBB経営/「思いのネットワーク」の形成/「思い」を共有し、実践する「チームコーチング」と「SECIモデル」/窮屈な権限規定や役割分担を打破する「無境界行動」/ワークもライフも渾然一体となるMBB型ワークスタイル/MBBはトップのビジョンから始まる | 
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| 実践知④ | 「リゾート運営の達人になる!」 | 
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|  | ――ビジョンを楽しく共有し、考える社員をつくる経営 | 
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|  | 星野佳路 星野リゾート社長 | 
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|  | 「リゾート運営の達人」に託された“思い”/ビジョンを具現化する三つの数値/ビジョンは楽しく身につける/再生事業でも「思い」は同じ/「侃々諤々の文化」を植えつける/「立候補制」でさらにビジョンに近づく/企業の成長と個人の幸せのベクトル合わせ | 
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| 実践知⑤ | 「真の価値創造につながるM&Aを目指す」 | 
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|  | ――M&Aの草分けの原体験 | 
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|  | 吉田允昭 レコフグループ代表 | 
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|  | M&Aのパイオニア/毎日部下と飲みに行き、仕事の意義を説き続ける/夜も眠れない社長の気持ちを忖度する/社員の行く末も考えるM&A/自分の価値観をいかに組織に浸透させるか/コンダクターとしての喜び | 
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| 実践知⑥ | 「日本発のグローバル化を成し遂げたい」 | 
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|  | ――ワンアジアの構想で本社を驚かす | 
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|  | 三島大二 日本エマソン 元専務取締役・ブランソン事業本部長 | 
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|  | ブランソン日本法人躍進の立役者/マトリックス組織で日本法人の存在感を示す/韓国法人に日本型のオペレーション/「ワンアジア」はまず人づくりから/徹底的に日本からサポートする/アジアが欧州を凌駕する | 
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|  | 人間らしさに立ち戻る経営の希求 | 
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| 第4章 | 「思い」をベースに動くMBB経営の枠組み | 
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|  | MBOとMBBの統合プロセス | 
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|  | 業務の目標における縦軸と横軸/目標設定ステージ―MBBプロセスで重要な「思いのあぶり出し」/ビジョン設定―「思い」をあぶり出すMBBセッション/中期計画、年度目標の設定―「思い」の創発と共有/MBOの目標数値の裏づけ/日常のMBB―OJTをめぐる問題/欧米の優秀なマネジャーはむしろMBB/日常の対話のプロセスで「思い」を高質化する―セルフコーチング/MBBのセッションをイベント化し、縦横無尽に思いをぶつけ合う/評価のステージ―MBB型の評価・報酬制度 | 
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|  | MBOの世界観からMBBの世界観へ | 
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|  | 予定調和型から未来探索型へ/異業種から学べ/組織やルールありきの幻想/モチベーションから意志力へ―ソーシャルデザイン・リーダーシップ | 
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|  | MBB型の人事制度―戦略は人事に従う | 
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|  | 戦略は人事に従う/人事異動/評価制度/人材育成 | 
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|  | MBBを成功に導くための運用の方法 | 
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|  | 未来のアジェンダ探索能力を育てよう/思いの連鎖を起こそう/ロールモデルを発見しよう/MBB仲間を見つけよう/まずはMBBのトライアルから/未来の自分からの問いかけ | 
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| 第5章 | MBBを実践するためのガイド | 
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|  | 創造的対話としてのチームコーチング | 
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|  | チームコーチングで目標を高質化 | 
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|  | 「思い」のピラミッドとしみじみ感 | 
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|  | 「思い」の発信力/「思い」のピラミッド | 
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|  | SECIモデルに基づく「思い」を深めるセッション | 
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|  | MBBリーダーシップ・セッション/SDS(SECI Dialogue Session)/デジタルコーチング | 
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|  | 「思い」を深める基本作法としてのセルフコーチング | 
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|  | 日常から学ぶセルフコーチング/思考の型としみじみ感 | 
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| 終章 | フロネティック・リーダーシップ | 
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|  | フロネティック・リーダーシップの六つの能力 | 
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|  | 新しいグローバル・カンパニーを目指す | 
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|  | あとがき | 
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|  | 参考文献 | 
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