前回修飾キーとして紹介したキーの中で最も利用頻度が高いのは「Ctrl」キーになるでしょう。「Ctrl」キーはマウスによるクリックの代わりにアプリケーション内での操作を行います。主に使われるのは「Ctrl+文字」の組み合わせで、アプリケーションによっては全ての文字(A~Z)に何かしらの機能が付いている事もあります。
また、多くの場合Ctrlと同時に押される文字キーは割り当てられた機能の頭文字となっています。
「Ctrl+機能名の頭文字」となっているショートカット
| ショートカットキー | 機能 | 名称(英語) |
|---|---|---|
| Ctrl+C | コピー | Copy |
| Ctrl+A | 全選択 | All |
| Ctrl+S | 保存 | Save |
| Ctrl+O | ファイルを開く | Open |
| Ctrl+F | 検索 | Find |
| Ctrl+R | 置換 | Replace |
| Ctrl+P | 印刷 | |
| Ctrl+B | 太字 | Bold |
| Ctrl+I | 斜体 | Italic |
また、それ以外のショートカットキーにおいても何か理由があって付けられているものがほとんどです。
「Ctrl+機能名の頭文字」ではないショートカット
| ショートカットキー | 機能 | 理由(覚え方) |
|---|---|---|
| Ctrl+V | 貼り付け | コピー(C)の隣にあるため。「V」は「貼り付ける位置」を示していると覚える。 |
| Ctrl+X | 切り取り | コピー(C)の隣にあるため。「X」は「切り取るためのはさみ」と覚える。 |
| Ctrl+Z | やり直し | XCVと同様にテキスト編集の要のため、纏まった場所に配置されている。
「最後の編集をやり直し」なので、英語で最後の文字の「Z」と覚える。 |
| Ctrl+Y | やり直しの取り消し | Zのひとつ前の文字のため。 |
また、Ctrlは文字以外のキーと合わせて使う場合もあります。主にテキスト編集時に利用されるそれらのショートカットキーのうち、代表的なものを紹介しましょう。
「Ctrl+文字以外」のショートカットキー
| ショートカットキー | 機能 |
|---|---|
| Ctrl+左右十字キー(←→) | 単語毎の移動。1文字ずつ移動するより早い。 |
| Ctrl+Home | そのドキュメントの最初の行に移動。 |
| Ctrl+End | そのドキュメントの最後の行に移動 |
今回紹介したCtrl+のショートカットキーはかなりの使用頻度になることでしょう。最初のうちはまだ覚えきれていなくて「コピーはなんだったっけ?」となる事もあると思います。そのような時は、この記事で読んだ頭文字の事やショートカットキーの理由を思い出してください。






