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経営の大局をつかむ会計

健全な”ドンブリ勘定”のすすめ

経営の大局をつかむ会計
経営の大局をつかむ会計
著者:山根 節
出版社:光文社
出版日:2005/3/17

Amazon商品の説明より

経理マン、会計士が絶対に教えてくれない
経営戦略のための会計学
すぐにビジネスの実践で使える練習問題付き

会計リテラシーとは財務諸表を見て、その裏にあるリアルな経営をイメージできる能力のことをいいます。例えば「交際費が大幅に増えている」のを、財務諸表の中で発見したとします。皆さんはこのことから、どんなイメージを持ちますか?
接待攻勢をかけないと、受注が取れないという業界体質を見抜き、「こんな会社は長続きしない」と考えるかもしれません。あるいは「少し儲けたので、社長が銀座で舞い上がっている」姿を想像するかもしれません。
有能なリーダーは財務諸表を見て、その奥にある実態にピンと来ます。「すごい!こんなカラクリになっているのか」とか「何かおかしいぞ」とか、「あの営業所長め、またサボってるな」などがわかったりします。
(第1章より)

◆財務諸表をアバウトに見るだけで、次の戦略が見えてくる
○楽天、ソフトバンクはなぜ何期も赤字を続けても成長するのか?
○ソニーはなぜ行き詰まったのか?
○トヨタ、セブン-イレブン…、大企業はすでに金融業になっている。

目次

まえがき
会計で世の中の流れをつかむ/時代の寵児は赤字会社!「上司のいるリーダー」と「上司のいないリーダー」/会計は大局をつかむツール/ビジネスを知る会計アマへの本/身近なビジネスモデルから会計センスを磨く
第1章リーダーに必要な“ドンブリ勘定”
リーダーに欠かせないのは情報リテラシー/行動力も情報発信能力/名経営者は優秀なコピーライター/会計は世界最大の言語/経営の全体像を写し出す唯一のツール/「財務諸表の読めない企業家」は「地図の読めない登山家」と同じ/健全な”ドンブリ勘定”のすすめ/最初から財務諸表と格闘する/財務諸表からリアルな経営をイメージする
第2章会計情報で世の中を鳥瞰する
利益ランキングで時代が見える/日本トップの企業ランキングを読む/依然として強い規制業種/利益率で見ると/産業マップに見る花形産業/消費者金融はリーディング・インダストリー/消費者金融のユーザー像/フリーターやニートの消費性向/親の資産が借金のカタ?/パチンコ代を借りる主婦たち/すべての優良企業が金融化する/バイオ・ビジネスも情報産業/ローテク・ベンチャーにチャンスあり
第3章ビジネス・モデルを大まかに読む
組織マネジメントとは/経営はストックの拡大再生産プロセス/BSとPLは何を現すか/BS=残ったストックのリスト/PL=1年間の儲けのシート/アバウトに財務諸表を読む方法/武富士のローコスト経営/セブン-イレブンの「現金商売」/ビジネス街に進出するコンビニ/金融業でも一流のトヨタ/ソニー低迷のナゼ/3ヶ月先が読めない市場/熊谷組の再建計画/赤字の事業モデル・ソフトバンク/利益の概念は変わる/楽天のビジネス・モデル
第4章会計で会社を立て直す
財務リストラとは/税金が払えなかったヒット漫画家/「儲け=使える金」ではない/キャッシュフロー計算書がなぜ必要となったのか/ソフトバンクのキャッシュフロー計算書を読む/再建計画に必要なBS、PL/まずは資金状況の改善/ゴーンさんのリバイバル・プラン/リストラのための会計技術/練習問題(1):ベンチャーの急成長と再生計画/練習問題(1)解答①:資金状況分析/練習問題(1)解答②:田崎さんのリストラ案
第5章ビジネスプランをラフに描く
「儲け方」をデザインする/暗算で貸しビル投資にチャレンジ/BS、PLでラフな計画を作成/PLでコストを把握する/定率法と定額法の減価償却/現実の財務諸表をビジネス・プランに利用する/レストラン・ビジネスのPL/レストランの収益とコスト構造/練習問題(2):マーケッターのイベント企画/練習問題(2)解答:マーケッターの決断/練習問題(3):ベンチャーの起業計画/練習問題(3)解答:予想BSとPL
あとがき

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