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仕事力が倍増!のマインドフルネス・アプローチ!

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第三回 瞬間リセット法(前回の続き)『60秒ウィルで新鮮スタートを』

2014 年 7 月 29 日

Whil

アイディアが出ない。頭の中が真っ白。心配事や不安が一杯。雑念だらけ。などなど・・・。こういう時は、アタマをリセットして、スッキリ気分を手に入れたいもの。

「業績を上げる」「パフォーマンスを発揮する」ことに直結するマインドフルネス・アプローチを連載しています。

今回は『60秒ウィル』という手法をシェアします。『瞬間リセット』をシェアした前回の続きで、脳が働く仕組みを応用しています。

前回の復習

五感を使った作業を担当する中央実行系ネットワーク(CEN)と、考え事を担当するデフォルトモードネットワーク(DMN)の二つをバランスよく働かせたい・・ということがキーポイント。

そして、これらの二つは「シーソー関係」。一方が働き始めると、もう一方がお休みに入る・・・という特徴がありました。

この特徴を利用して、混乱したアタマや優れない気分を静めたければ、音や匂いや呼吸などに五感で集中するのが各種の『瞬間リセット』でした。言い換えると、デフォルトモードの暴走を、実行系ネットワークで押えるというメカニズムです。

60秒ウィル(Whil)で新鮮スタートを

『何かを始める前には、アタマをスッキリと!』。至極、当たり前のことを脳の仕組みに沿った形で習慣化しておく・・。これが60秒ウィルの考え方。

私たちKeiko & Yoshiは、『気持ちよくフレッシュにスタートを切れたら、何事も上手く行くよね〜』と解釈しています。ぐちゃぐちゃの状態で始めるのはサイテーなですからね(でも実際には、「時間がない」とかの理由で、ぐちゃぐちゃのアタマで取りかかってしまう事が多い・・・)。

★ウィルは3ステップ

「パワーUP」「パワーDOWN」「パワーFORWARD」の3段階。合計で60秒くらい(実際には、秒数にはこだわりません)。

test3

★60秒ウィルはメディテーション(瞑想)の変型

「深呼吸をしてアタマを空っぽにする」の所は、メディテーション(瞑想)の手法を取り入れています。座禅とかで「無になる」と言ってるアレです。

ただし、ウィルでは「お手軽さ」が狙いですので、座り方/姿勢/呪文とかはまったく気にしないでください。「深呼吸でアタマを空っぽ」だけです。

そして、ステップ2で「これからやる事(To do)」をイメージすることが特徴です。無になるどころか、考えちゃってます(笑)。

ただ、ごちゃごちゃと考えるのではなく、今からやるべきこと「だけ」に集中。考え過ぎには注意してください。

(1)目を閉じて深呼吸を二回、(2)今から数時間でのTo doをイメージする、(3)もう一回、深呼吸なので、実際の時間感覚では60秒未満になることも多々あります。わざわざタイマーで60秒を計測する必要はありません。

次のVideoは英語版ですが、言葉は分からなくても、言わんとしている事は伝わってきます。「とにかく、手軽にアタマをリセットしてから始めよう〜」というメッセージです。

★北米の実業家が始めた「自己流」の自分リセット

60秒ウィルは、ヨガやランニングウェアのLululemon社の創業者であるウィルソン夫妻が始めたメディテーション(瞑想法)のニューフェイス。

マインドフルネスな自分をとりもどすためのリセット方法のヒントを瞑想から得たそうです。

「本格的な瞑想ができたら理想だけど、忙しい毎日の中では難しいからねぇ〜。それでも、一日に何回か、アタマを休める一瞬を持つ事で、エネルギーが復活するんだよね」とウィルソンさんは言っています。

時代変化の激しいスピードやストレス満載の生活の中で、クリエイティビティを取り戻す手法を、ライフスタイルに定着化しようとアプローチする取り組みです。

60秒ウィルの仲間が増えていくと面白いなぁ〜と思っています。皆さんの感想とかも聞いてみたいものです。

(注)Whil concept社の許可を得て、コンテンツ等を利用しています

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