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Anomaly的マーケティング

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イノベーションは地球を救う!?

2008 年 8 月 13 日

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最近、自動車業界に関するNEWSをよく目にしませんか?ガソリンの高騰や環境問題への関心の高まりのせいかな?どれも新しい取り組みなどイノベーションに関するものが多く、想像(妄想)力を掻き立てられます。いちユーザーとして、地球に住むいち市民としては大歓迎です。
で、そんなNEWSが気になったのでちょっと調べてみたら、安心してください期待できる話がいっぱいありました。地球も私の財布もなんとかしてくれそうです。多分ね!

イノベーションは私たちの抱えるトレードオフを解消してくれる?

車大好きAnomalyとしては自動車業界のイノベーションを楽観的に捉え、私たち(私だけ?)のトレードオフがこんなにも解消されるかも!?を無責任に考察していきたいと思います。

・私の抱えるトレードオフ
はじめに消費者の意見を代表して解消してほしい私のトレードオフについてお話したいと思います。あたしアベレージ日本人なんで若者の車離れからはじまり、昨今の販売不振などの理由を反映していると思います。

私が住んでいるエリアで車は生活の必需品です。だから車は所有せざるを得ないのですが、当然いろいろと不満もあります。

車が必要な理由
サバービアン(郊外生活者)なんで生活に絶対必要!
※本当は鉄道など他の交通機関を使えばなんとかなるのだろうけどな~
・かっこいいから(かっこ良く思われたい)←考えが古い?

車への不満
・お金かかる! (ガソリン等の維持費も)
・環境に悪い! (『不都合な真実』観たら恐くなった)
・デザイン悪い!(どれも似すぎてる)
・渋滞してる! (運転中はなにもできない、疲れる)

車なんだから当たり前だと言われそうですが、その当たり前を解消してこそ真のイノベーションですよね!

お金がかかる!

これについてはもはや言うことはないでしょう。だってレギュラーガソリン180円って高いですよ。エリアや志向性など事情によっていろいろだと思いますが、これらの経済的理由が最も多い不満ではないでしょうか?特に若者の車離れの最大の要因もこれじゃないかな。

(ちなみにこのコラム執筆時には原油価格急落中です。まぁ一過性かもしれませんが。もっと下がれ~。)

環境に悪い!

これも言うまでもないですね。もはや亜熱帯日本で温暖化を実感している人も多いですよね。メディアもだいぶ賑わしてますし。クリーンに走ってSAVE THE EARTHを心がけたい!きれいに走ろう東京都

デザインが悪い!

カッコイイデザインの車が無いのではなく、デザインの幅がなさすぎです。あれだけ車種があるのにデザインがどれも似ていて無難すぎだなと思います。 Old schoolな感じとか、映画に出てくるような超近未来車とかエッジ効いた車種を何台か投入すれば良いのに。少なくともデザインでのカニバリはなくなるのでは?TOYOTA CLASSICとかNISSAN CLASSICラインをつくれば売れると思うのですが。部品の共通化だったり、デザイン的に燃費が悪くなるとか理由はあるんでしょうが、それだって解消できるはずだしね。

最近の若者は昔ほど車にステータスとかファッション性を求めてないとか言われています。イヤそれ違え~!とか思う。デザインをもうちょっと頑張れば若者だって車に目向けますよ。それとも私がもう若者ではないだけ (-_-;)

渋滞してる!

これはガソリンが高くなればなるほど解消されるのかな。逆ネットワークの外部性か。都内の車は大分減ったしね~。

で、まとめると解消するには
“足として使うには、COOLなデザインで燃費が良く維持費が掛からず、地球環境にやさしいこと。”なおかつ道が空いていれば最高です。

では次にこの私のトレードオフを解消してくれるイノベーションをみてみましょう。

●こんなイノベーションがある!?

イノベーション1 動力が変わる!
イノベーション2 素材が変わる!

イノベーション1 動力が変わる

地球環境と私たちのお財布を救済してくれるイノベーション。地球環境に厳しいガソリンからどんどん新しいエネルギーへの取り組みがされています。
私が認識してるだけで以下の取り組みがありますね。(もっとあるかも)

・ハイブリッドカー
・電気自動車
・燃料電池車
・水素自動車

プリウスに代表されるハイブリッドカーは今かなり売れているようです。燃費が良いく、経済的にも負担が軽いことが大きな要因だと思いますが、それでさらに地球にやさしいと一石二鳥です。ディカプリオなどのECO意識の高いハリウッドスターはかなり前から乗っていましたね。(CMにも起用)ちなみにポール・マッカートニーはせっかくプリウスを買ったのにそれが日本から空輸されてきたことにキレたそうな。う~ん、なんてエコロジー。(ポール、普通わかるでしょ。)

次の段階になるのかはわかりませんが、電気自動車も飛躍的に革新されてきています。話題になっているベンチャーも出てきていますし、ハイブリッドカーの時と同様に、海外セレブが購入し始めている模様です。それにしても普及にはセレブの力は不可欠なんですかね?確かに彼ら、彼女らがインフルエンサーとなればどんな商品でもかなりの宣伝効果は期待できますが。

電気自動車は家庭用電源の充電でOKというのも魅力的です。ガソリンスタンドのような新たなインフラを作らなくても良いことは普及においてかなりのアドバンテージといえるのではないでしょうか。
「1回の充電でどのくらい走るのか?1回の充電にどのくらい時間がかかるのか?」が肝心ですが、これで納得の数値が叩き出せればいっきに普及するのでは?(効率よく、安く頼みます!)

■電気自動車が普及した未来(こうはならないか?)


そしてこの中では恐らく最もクリーンエネルギーの水素系?の自動車(燃料電池車・水素自動車)。電気自動車よりも圧倒的にクリーンだと言われていますが、市販化までにはクリアしなければならない技術的ハードルがかなりありそう。仮に量産体制が整い、市場に出せる価格になっても、燃料となる水素を補給する水素ステーション(ガソリンスタンドみたいなもの)の整備に時間が掛かり、普及の足を引っ張られそう。この点では家庭で充電できる電気自動車にアドバンテージがありますね。最もインパクトのありそうな夢の車ですが、まだ課題が多いです。

■さて、どんな進化をたどるのでしょうか?


以上のようにエネルギーに関してはいろいろ取り組みしてますね、まだ技術的に不明な点が多いですが、間違いなくクリーンな方向に進んでいます。今後に期待です!
では次にもっと簡単に?イノベーションを起せそうなものを紹介します。

イノベーション2 素材が変わる!

地球環境、お財布を救済し、デザインにも新たな次元が!
この辺はかなり活発な気がします。以下参考記事
素材の変更が最も手っ取り早くイノベーションが起せそうな気がしますね。

東レ・日産など、「炭素繊維車」を共同開発 4割軽量化

東レや日産自動車、ホンダ、東京大学などは自動車向けの炭素繊維材料を共同開発する。2010年代半ばをめどに量産技術を確立、車体重量の4分の3を占める鋼材のほとんどを新材料に置き換え現行車より最大4割軽い「炭素繊維カー」の実用化につなげる。

引用元 :NIKKEI NET

フォルクスワーゲン「リッター100キロ」車発売へ

ガソリン価格が急騰し、車をなおいっそう節約して使用するよう求める規制当局の声が強まる中、独Volkswagen(VW)社は、ガソリン1リットル当 たり100キロメートルという驚くべき燃費を誇る弾丸型のマイクロカーによって、「燃料効率」という言葉に新しい意味をもたらそうとしている。
(中略)
100キロメートル走行するのに必要なガソリンの量をそのまま名称にしているこの1 Liter Carは、車体をカーボンファイバー製にすることで重量を抑えている(車両総重量はわずか約300キログラム)。

引用元 :WIRED VISION

VWのリッター100キロってスゴすぎますね。(欲しい!)
デメリットとして

・2人しか乗れない
・車両価格が高い(およそ340〜500万円)

が考えられます。
2人乗りというのがちょっとかもしれませんが、走っている自動車は大体ひとりで乗ってますよね。私もほとんどそうだし、乗せても彼女のみ(いないけど・・・)。ファミリー以外は問題ない!?

正式には発表されていませんが、500万くらいするという価格もネックかもしれない。が、購入後に継続的に必要なガソリンがリッター180円程度することを考えれば安い買い物かとも思いませんか?
ただなぁー、私も含め消費者っていうのは近視眼的ですからね~。500万を高いと思われないように訴求していく必要がありますね。リッター100kmなら経済的にちょっと・・・と敬遠していた若者も持ってもイイかなと思うのではないでしょうか。

炭素繊維キター!って感じですね。素材を変えるだけでもこんなに劇的に燃費って向上することにオドロキーです。炭素繊維が大爆発の予感ですね。

そしてこんなヤバイのもある!

BMW「布製車体で、さまざまな変形が可能なコンセプトカー」動画で紹介

コンセプト・カーというものは、自動車デザイナーに想像力を解き放つチャンスを与えてくれるが、その結果は風変わりなものに終わることが多い。しかし独BMW社は、そうした基準から見ても、革新的で異様なデザインに行き着いた。それは、布地で覆われ、形が変わる車だ。
同社の『GINA Light Visionary Model』の車体は、鉄やアルミでも、カーボンファイバーでもなく、縫い目のない伸縮性のある布で覆われた可動式の金属性フレームでできており、ドライバーはその形を自由に変更することができる。

引用元 :WIRED VISION

これはヤバイ!布!デザイン的にもこのくらいやっちゃってイイですよね。
動画を見る (YouTubeに移動します)

当然というか残念というか市販化されないようですが、今後のデザインの方向性は示してますね。前半に紹介した機能もどんどん革新して欲しいですが、+感性に訴える車がもっと増えて欲しいものです。

以上自動車業界は私たちに結構明るい(オモロイ)未来を提示してくれるように思います。私たちのトレードオフを解消してくれる日もそう遠くないかもしれないです。

SAVE THE EARTH ! SAVE THE WALLET !

まぁでも実際はもっと進んでいるのでしょうね。TRANSFORMERSみたいにロボットに変形したりして。とにかく刺激的でイケてる車をわたしたちは待ってます!

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